人生には波がある

山形村へ行ってきました。
なんとしてでも賞品の長芋をゲットすべくストイックな気分で参戦。
当然レース前日は晩酌も禁止です。
が自体は予想以上にストイックな方向に!!
なんと宿の予約が取れていない事が判明!
宿の予約をした京大の後輩の携帯をチェックしたところしっかりと宿に電話はしていたので、後輩の日本語能力がつたなすぎたのか電話の受け手の理解力が足りなかったのでしょう。
(後輩の名誉のために言っておくと「9ガツ11ニチ」「ヤド」「ヨヤク」「オトコ2」「オンナ2」「チョウショクヌキ」位の片言の日本語は話せる男でした。)
まあ真相は闇の中です。
とりあえず部屋はあったので寝床は確保。
ただし晩御飯は出来ないの一点張り。
お土産のそばを買うから茹でてくれないか?とか色々オファーをしてみたのですが山道を下って10キロほど離れたコンビニにでも行って自分達で買ってきてくれとの事でした。
このあたりは公共の宿のお役所仕事ぶりが見てとれます。
(公共の宿の名誉のために言っておくと、お金の無い学生達に体育館を宿泊用に無料で開放するとても素敵な宿です。さらにとても親切な宿のスタッフの方もいました。)
ということで晩御飯すらないストイックさ、やはり自転車競技は最高です!
人の真価はこのような時に問われます。
僕と秋山にとっては実業団と学連の違いを後輩に見せ付けるチャンス!
全力で頭を使った結果朝食用に買ったパンを4人で分けて食べることに。
これぞまさに即席合コン(ただしみんな知り合い)!
しかもちょっと対応の悪い宿の支配人という共通の敵があるために4人の心はまさに1つに!!
楽しすぎる!!!(注:マネさんたちが楽しんだという保証はありません)
この程度のトラブルなら歓迎ですね。
あれ、知らぬ間に全然ストイックじゃなくなっている…
とレース前日が色々あって楽しかったのですが当日は不調でした。
筋肉疲労が取りきれていない事、やや体調が微妙な事から個人での成績は狙えない事が分かったので秋山と後輩に何とか長いもを取らせる作戦で走りました。
学連チャンプを何とか倒そうと手を買え品をかえ挑んだのですが残念ながら秋山がクラス1で2位(僕は着外)に終わりました。
そして何とかアシストして勝たせたかった後輩もクラス2で2位に終わりました。
どちらも1位との足の差を埋め切れませんでした。
が無事チームで長いもゲット!
若手が北海道から帰ってきたら長いもパーティーですね!!
ちなみに後輩の方はかなり健闘したと思います。
本当に強くなった!
育って巣立ち行く鳥を見守っている気分です。
あっ、しかし彼の場合は特殊な人種なので鳥というよりは蝙蝠という表現が的確かもしれません。
そして最後に、質の高いレースはやはり出来る人間によって運営されているようです。
目標に向かってじっくりと、そして着実に事を進めるその手腕の一端を垣間見る事が出来ました。
山形村ヒルクライムは自転車に乗っている限り参加したいものです。
学ぶ事、収穫の多い遠征でした!(自転車の方は何とかしたいと思います)